【コメント】
カシスや赤ブドウ、グレープフルーツなどの柑橘系の酸味、熟したフルーツの甘味が広がります
【INFORMATION】
生産国:ブルンジ
地域:ガホンボ カヤンザ
標高:1,650m~1,850m
品種:レッドブルボン
生産処理:ウォッシュド
2012年初代のブルンジカップオブエクセレンス1位受賞ウォッシングステーションです。その後も2018年28位ウィニングファーム、2017年25位ナショナルウィナーも頻繁に受賞する、まさにブルンジのスペシャルティコーヒーの草分け的ウォッシングステーションです。
ブシンデCWSは、Mbirizi丘陵地帯のGataraのコミュニティとBusinde丘陵地帯のGahomboコミュニティを分けているKinangona川の近くに位置しています。
この地域に限らず、ルワンダ、ブルンジは苦難に満ちた過去悲惨な歴史的背景がある土地です。1962年の独立当時から、フツ族とツチ族の民族問題を抱え、1972年から始まったブルンジ内戦では死者数は20万人にのぼると言われています。
このブシンデ丘陵地帯にはもともとトゥワ族(Twa)(フツ族とツチ族を除いたルワンダとブルンジの民族グループの中で、トゥワの人々は人口が最も少ない。全人口の1%程度の少数民族。)という少数民族が住んでいました。ツチ族とフツ族の紛争に巻き込まれ、特に反ツチ族のグループからの大きな報復を浴び、民族の数を大きく減らし、いまだにその負の影響を引きずっています。
しかしコーヒーに関していえば、この地域の土壌と気候がスペシャルティコーヒー生産に適した場所であり、争いの歴史を乗り越えつつ、IMFを巻き込んでの政府主導のブルンジコーヒーへの資金投下からスペシャルティコーヒーマーケットの隆興に伴い、復興しつつあります。