【コメント】
グリーンアップルやパイナップル、マスカットを思わせる酸質に、ハチミツの様な甘味と柔らかな口当たり
【INFORMATION】
生産国:ルワンダ
地域:ルワンダ南部フイエ郡
標高:1,600m~2,200m
品種:ブルボン
生産処理:ウォッシュト
アフリカを代表するスペシャルティーコーヒー産出国ルワンダ。かつてはコーヒー生産国としては知る人ぞ知る存在であったが、近年ではその気候・土壌から生み出される複雑なテロワールが多くのロースター・消費者の心を掴み、スペシャルティコーヒーのラインナップとしてなくてはならない存在となっている。
ルワンダは、農業を主要産業とする内陸国であるため慢性的な貿易赤字の状態にあるが、コーヒーの高品質化に特化することで、国際競争力を強化する方針をとっている。
フイエマウンテンCWS
フイエマウンテンは南部のフイエ郡に位置するウォッシングステーション。フイエマウンテンの代表デービットは元NAEB(National Agricultural Export Development Board)の農事技師で、自分の知見を直接反映させるフィールドとしてこのウォッシングステーションを立ち上げた。
ルワンダは国全体の標高が高く、昼夜の寒暖差やミネラル分豊富な土壌であるなど、おいしいコーヒーを生み出すポテンシャルを秘めていたが、内戦により荒廃し、人手も資金もない状態からのスタート。もみ殻を土に鋤き込み柔らかくしたり、草木で地表を覆い保水力を上げたりなど、土地にある素材を活用し土壌改良から着手した結果、翌年には収穫量が2倍に。
現在では、ルワンダのなかでもより味わいに深みのある、品質の良いコーヒーの生産地として知られるようになった。